2010年10月29日金曜日

名付け親になってください

昨日までの寒さとは打って変わって、ポカポカ陽気の骨寺。

秋が戻ってきました。

朝方は空気も澄んで、雪化粧の栗駒山もくっきりと見えましたよ。





























山頂部は雲がかかってました。

惜しい!






荘園内の田んぼは稲こきも進み、ほんにょの数もだんだん少なくなってきました。

これは、先週稲刈りをした國學院大學の学習田。
















骨寺の空に、高くそびえる『骨寺スカイツリー』。



























午後には、栗駒山の上空にほんのわずかながら七色の彩雲が。




















ちょっと、写真ではわかりづらいですね…。





さて、明日から一関総合体育館(ユードーム)で開催される一関地方産業まつり『農業祭』に、本寺からも出店いたします。

南部一郎かぼちゃの試食もありますので、是非足を運んでみてください。

そして、南部一郎のマスコットキャラクターも遊びに行くみたいですよ!

























明日より、このキャラクターの名前を募集します。

あなたも、名付け親になってみませんか?

詳しくはこちら → 
http://honedera.jp/info/detail.php?p=37


2010年10月27日水曜日

冬の足音

昨日は時折で、キンとする寒さが感じられた骨寺でした。

栗駒山や須川温泉のあたりでは、初雪が降ったようですが、雲がかかって骨寺からは見えませんでした。

まあ、降ったとしても、積もるほどじゃないのかなと思っていましたが…。





そして今朝…。

骨寺から見える山々は、真っ白な雪化粧。


























姿は見えませんでしたが、遠くから白鳥の群れの鳴き声も聞こえました。

冬はそこまでやってきているようです。

2010年10月25日月曜日

南部一郎

本寺地区特産のかぼちゃ『南部一郎』が、23日より販売開始となりました。


『南部一郎』は、日本在来種から育成した日本かぼちゃで、細長い鶴首型が特徴です。

皆さんが日頃料理される丸いかぼちゃは、西洋カボチャと呼ばれるもので、昭和40年代ころから普及されてきたと言われております。

それに伴い日本かぼちゃの生産は激減し、高級和食用あるいは自家消費用として残っている程度で、非常に数が少なくなっております。

見た目の珍しさもさることながら、特筆すべきはその甘さです。

マンゴーやパイナップルにも匹敵する糖度と言われ、生でサラダなどにしても美味しくいただけます。

















下の黄色いものが、完熟し糖度が高くなった状態です。

この品質特性を引き出す品質管理が重要で、最新の注意を要します。

市場に出回っているものでは、残念ながら中には上のような緑色が残った状態のものも目にしますが、これは完熟されていない状態で、甘みもありません。

骨寺村かぼちゃ研究会で生産、出荷している南部一郎は、完熟し、糖度が高くなったもののみを販売しております。

また、骨寺村荘園のロゴシールが貼られているものが目印です。

23日より、古曲田家向かいの産直『柳の里』と、『道の駅厳美渓』で販売しておりますので、お立ち寄りの際にはぜひお試しください。



また、美味しいジェラート(アイス)でおなじみの『ポラーノ』では、南部一郎のアイスも販売開始しました!



















南部一郎の甘さが活かされた、まろやかでとても美味しかったですよ!

シングル 280円

ダブル  330円です。

たろうはいつも、いちごミルクやラムレーズンをいただきますが、ここのアイスはどれも美味しいです。

季節によって限定メニューもあり、春にはばっけ(ふきのとう)なども出ます。

骨寺村荘園にお越しの際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2010年10月20日水曜日

一関のいいところ再発見!

昨日は國學院大学の歴史地理学教室・一関地域めぐり。

一昨日の学習田稲刈りに続き、昨日も國學院大学の皆さんとご一緒させていただきました。


最初は、花泉町の『蒲沢ため池』。

















花泉地区には大小合わせて2,960ものため池があり、その中でもここは最大規模で247,500㎥の貯水量とのことです。

冬には白鳥の飛来地にも。





次は藤沢町の『藤崎揚水機場』を、バスの中から見学。

農地へかんがいするための揚水場で、揚程(つまりポンプが水を汲み上げる高さ)は196mにも及ぶそうです。

田へ水を供給するにも、こんなに大規模な仕組みがあるんですね。

写真は撮り忘れました…。






その次に大東町の農業技術センターへ。

ここ大東町では有機農業推進協議会なるものが組織され、作られたお米は『有機栽培米』として販売されています。

















協議会の代表の方のお話に、熱心に耳を傾けます。

一言に有機栽培と言っても、その努力と苦労は並大抵のものじゃありません。

とても重みのあるお話しでした。



昼食には、新米のおにぎりもいただきました。

汁物の具材まで、すべて有機栽培という贅沢メニューです。


もちろん、おかわりしちゃいました。

















さらにはセンター内のビニールハウスで栽培されているトマトも。































今まで食べたことのない甘さにびっくり!




次にお邪魔したのは、同じく大東町の京津畑地区。

同じ市内でありながら、たろうは初めて行きました。

山間の道をしばらく進んだところにあるこの地区は、54世帯150名の方が暮らす集落です。

















少子高齢化と人口減が進み、限界集落への危機感を持った住民の皆さんは、数年前から地域おこし活動に取り組まれています。

今は、数年前に廃校となった校舎を宿泊施設とすべく、改築工事が進められていました。

















その後、開放されている一般民家の建物にお邪魔しました。

その大きさたるや…!
















中で、自治会の皆さんのお話しを聞かせていただきました。

地域おこしの取り組みなど、とてもためになるものでした。



お世話になった自治会の皆さんと。




















お次はまたもや大東町。

大原の『山吹棚田』。


















北限の棚田とうたわれ、日本棚田百選にも選ばれたそうです。

用水路は低山地から浸み出るきれいな沢水が使用され、ここで作られるお米は用水汚染の心配がなく、干ばつでも水が途切れないようですね。

遠くには霊峰室根山が見え、耳を澄ませば水の音と鳥の鳴き声。

まさに風光明媚といったところでしょう。
















なかには、こんなに小さな田んぼも!

ここまで小さいのは、骨寺にもないでしょうね。





最後の目的地は、室根山です。

途中で小休止した室根高原牧場には、『大東ふるさと分校』なる施設が。


















牧場を眺めながら入れるお風呂やコテージがある宿泊施設です。

この日は休みだったようで、中までみることができなかったのが残念。

それでも、見晴らしのいい牧場の風景は、過呼吸になるくらい深呼吸したくなるほど気持ちのいいものでした。



















そして室根山。

日も沈み始め、若干ガスがかかっていましたが、何とか海まで見えました。

















ちなみにここは、パラグライダーなどの離陸地点なんです。


ここから飛んで行ったら、さぞ気持ちいいでしょうね。


















展望台で、一関行脚を終えて達成感に浸るおちゃめな面々。


一関はいかがでしたか?


この日お邪魔したところは、実はたろうも初めてのところばかりでした。

一関のよさを再発見できた気がします。






そして國學院大學の皆さん。


2日間本当にお疲れさまでした。

皆さんとご一緒させていただき、逆に勉強させられた部分もあり、刺激も受けました。

今回の経験が、今後の糧に、そしていい思い出になればいいなと思います。



2010年10月18日月曜日

國學院大學学習田稲刈り


今日は、荘園内の遠西遺跡前にある國學院大學の学習田の稲刈りです。
















天気は快晴。

この秋一番と言っていいほどの見事な秋晴れです。

栗駒山もくっきり見えます。

















夏の終わりの豪雨で、亀の尾の田んぼの稲はキレイに倒れてしまいました。

なかなか苦労しそうです。

















國學院の皆さんが到着する前に、地元の人たちでぬかるんだりして刈り取りにくいところを中心に刈りとっておきました。

「たろうも刈れよ!」とNさんに怒られましたが、たろうは伝えるのが仕事なので撮影に従事しました。

カメラマンは、現場に出るといかなる時でもカメラは離しちゃいけないんです(言い訳)。


一息ついたところで、國學院御一行様が到着です。

遠路はるばるお疲れ様です。

















先生はじめ、15名の皆さんがいらっしゃいました。

思えば、学習田の田植えの日も見事な晴天でした。

東京から太陽を運んできてくれたようですね。



いよいよ、國學院の皆さんと一緒に稲刈り開始です。


















手刈りはもちろん、稲刈り自体がはじめての人もいらっしゃるので、地元の人たちが教えながら刈っていきます。




























































束ねた稲は、ほんにょのところまで運びます。

これも何度も繰り返すとしんどいものです。

まあ、たろうは見てるだけですけど。













































ほんにょの杭打ちにも挑戦です。

これがなかなか難しいんです。

















「ほんにょが倒れたら、やり直しにまた来てもらうよ」という地元のプレッシャーを受けつつ、必死に杭を打ちます。


ほんにょ作りは、2人1組のコンビネーションが重要です。

上にいる人に、いかにテンポよく、取りやすい位置に稲の束を持ち上げるかがポイントですかね。

学生さんたちは、若さゆえか呑み込みが早いです。

延べ棒さばきも、なかなか堂に入ったものです。



























































無事、予定時間内に稲刈り完了しました!

学習田に立派なほんにょが立ち並びました。

















最後に皆さんでパチリ。

















やり遂げた達成感に満ちたいい顔ですね。



ひと仕事終えた後は、古曲田家で美味しいはっとと荘園米をいただきました。
















奥のほうでは、いただきますを待ち切れずに食べ始めてる地元の方がちらほら…。



午後は、國學院の皆さんと地元の人たちとの意見交換会。

学生の皆さんから、本寺の人たちの暮らしぶりや取り組みについての質問を受けました。

学生さんたちからの意見提案もあり、こちら側としても勉強になり、とても有意義な時間となりました。



その後、学生の皆さんは慈恵塚などの散策へ。

残念ながら夕日は見られなかったようですね。



古曲田家に戻ってからは、またまた美味しい料理をいただきながらの懇談会です。

いものこ汁や南部一郎、マコモダケ、なすの天ぷら、荘園米のおにぎりなど、古曲田家のお母さんたちが頑張って腕をふるってくれました。

学生のみなさんにも、大変喜んでいただいて何よりでした。

食事とおしゃべりに夢中で写真を撮りわすれてしまったのは内緒です。



慌ただしいながらも、とても楽しい一日でした。

2010年10月15日金曜日

秋雨

稲刈り祭りも、おかげさまで無事終わり、まさに祭のあとと言った感じの骨寺です。

今年の秋は雨の日が多く、なかなか稲刈りが進まないようでしたが、荘園内の田んぼは8~9割ほど終わったようです。

今日も雨降りで、稲を刈った後の田んぼに水たまりができていました。


















明日の予報は、晴れ。

ほんにょの稲も、太陽の光をいっぱい浴びて、美味しいお米になってほしいですね。

2010年10月10日日曜日

『骨寺村荘園 稲刈り祭』

昨日までの雨続きの天気に、降水確率90%の予報。

しかし、蓋を開ければ朝には雨が上がりました。

てるてる坊主様、ありがとう!




今日は『骨寺村荘園 稲刈り祭』が行われました。

今回も県内外から、たくさんの方にご参加いただきました。

本当にありがとうございました。




開会行事には、勝部市長にもいらしていただきました。

今日は『全国龍馬ファンの集い』というイベントが一関で開催され、お忙しい中でのご参加でした。



















中尊寺からは菅原光聴法嗣にお越しいただき、作業の安全を祈願していただきました。

関係各所の方々や、荘園オーナーの方にもご焼香していただきました。


















開会行事が終わると、いよいよ稲刈り体験です。

衣装を着ると、雰囲気も出ますね。


















今年は何度か豪雨の日があり、本寺の田んぼも稲が倒れたところが多く見られました。

手刈り も大変です。



















おまけに足元もぬかるみ、歩くのもなかなか困難です。

マスコミの方も大変そう。



























教えて、教わって、協力して…。

いたるところで、参加者の皆さんと地元の人たちとの交流が見られました。














































一方、古曲田家ではお母さんたちが昼食の準備に頑張ってます。

稲刈りといえば、本寺地区ではおもちなんですねー。


甘い誘惑・あんこ。

















まるでマスゲームのように整然と並べられたお漬物。


















お腹の虫が鳴り始めたので、早々と退散…。





稲刈り会場は、いよいよ終盤です。

お昼御飯の誘惑に(?)、稲を刈るペースも上がります。


















そして、終了!



最後に皆さんで、記念写真パチリ。

お疲れ様のバンザイ!





















そして、またまた古曲田家。

昼食の準備もラストスパートです。


























皆さんでせっせとお雑煮作り。

























ちなみにメニューは、あんこ、ねぎおかか、雑煮のおもち最強トリオ。

マコモダケの煮物もついてます。


肝心の写真を撮るのを忘れていました…。



お腹をすかせた皆さんが、稲刈り会場から戻ってきて、お待ちかねの昼食です。


















好評いただけたようで、おかわりもあっという間になくなりました。

この頃には太陽も顔を出して、少しづつ暖かくなってきましたよ。

















駐車場では農民市。

イベント参加の方だけでなく、ドライブで須川へ向かう途中のお客様にもたくさん寄っていただき、盛況でした。

ありがとうございました。


















午後の行事は、3コース。

『荘園めぐり』『須川災害復旧状況視察』『慈恵塚視察』が行われました。

たろうはこの中から、『慈恵塚視察』に同行してきましたよ。


















慈恵塚への山道を登るころには、気持ちのいい青空が見えてきました。

当初の天気予報から考えると、信じられないくらいの秋晴れでした。

他のコースは、いかがだったでしょうか?




今回参加いただいた皆さん、ご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

イベントが終わるたびに、骨寺に来ていただいた皆さんに満足していただけたかがとても気になります。

そして、ここはこうすればよかったとか、こうすべきではなかったとか、反省点ばかりが頭をよぎるのですが、それらを活かして、今後もっともっと皆さんに喜んでいただけるようなイベントにしていきたいと思いますので、また骨寺に遊びにいらしてくださいね!




そして、たろうは

皆さんが帰ったあと、一人もくもくと物置の後片付け。




が、




疲れがドッと出て、いつの間にかブルーシートの上で寝てました…。