アップが越年してしまいすみませんでした。
昨年の12月9日(日)、今年も「骨寺村荘園 中尊寺米納め」が開催されました。
骨寺村荘園行事のトリを飾るこのイベントに、今回は過去最多となる86名もの方々に参加していただきました。
本寺は、前日から大雪となり、朝の時点では完全な銀世界。
米納め日和?となりました。
駒形根神社において出発式を行った後、白装束や法被、半纏、に身を包み、整然と隊列を組んだ一行は、ホラ貝の勇壮な音色を合図に午前9時駒形根神社を出立。
本寺川沿いを進みます。
約一時間をかけて、慈恵塚拝殿に到着した頃には、みなさんの額には汗が滲み、担ぎ手の体からは湯気が上気していました。
拝殿において、中尊寺大長寿院菅原光中住職に安全祈願の読経を頂戴し、そこから、バスにて平泉駅前まで移動し、再び隊列を組み中尊寺経蔵を目指し歩き始めます。
本寺・平泉併せて、約4キロの雪中を踏破した一行は、晴れ晴れとした面持ちで、いざ月見坂へ
目指す経蔵はもうすぐです。
大長寿院菅原光中住職の待ち受ける目的地、中尊寺経蔵への到着は、出発から3時間後の正午ごろ。
整然と整列して、奉納式に臨みます。
厳粛な奉納の儀式に立ち合った参加者の皆さんの顔は、疲労よりもむしろ達成感、充実感に溢れ、儀式終了後には、自然と笑顔がこぼれます。
この行事は
単に米を奉納するだけではなく
冬の平泉に、人の温かい気持ちも届ける意味もあるのだな~と感じました。
参加されたみなさん、寒い中、本当にお疲れさまでした。