2010年12月30日木曜日

年末

いよいよ今年も、残すところあと2日ですね。

皆さんはどのような年末をお過ごしでしょうか。

連日の忘年会で、肝臓と財布に負担をかけていませんか?

でも、それも年末ならではですからね。

節度を保ちつつ、大いに楽しみましょう。


たろうも年末休み中ですが、今日はふらっと骨寺散歩。

朝は、たろう家(厳美渓近く)から栗駒山がくっきりと見えました。


















嬉々として骨寺に向かうと…。

















う~ん…。

山の天気はやはり難しいですね。




荘園内の田んぼに目を向けると、稲刈りした跡に積もった雪が、いろいろな模様を描いてました。


































まさに。冬ならではの光景です。

誰の足跡もない真っさらな田んぼを見ると、小さかったころは我先にと足を踏み入れて雪遊びをしたものですが、最近はそういう光景は見られなくなってしまいましたね。



駒形根神社では、地元の皆さんが新年を迎える準備をしていました。
















立派な締め縄も。















提灯には、一つ一つに地元の皆さんの名前が書かれていました。

まさに、地元の皆さんの神社といったところでしょうか。











































これで準備万端。

気持ちよく新年を迎えられそうですね。


















その後たろうは、チョット足を伸ばして西のほうへ。

矢櫃ダムのところには、震災で崩落した昇仙橋が新しくなって完成していました。

写真手前が、徒歩専用の昇仙橋、奥の赤い橋が国道342号線です。
















上に目を向けると、雪景色の山王窟が見えます。
















残念ながら、こちらはまだ通行止めです。
















さらに足を伸ばして、今度は祭畤大橋です。

新橋が先週開通して、手前の道路も新しいルートになっていました。

崩落した橋も、今まで見られなかったアングルから見ると、また違った迫力を感じました。















こちらも新しくできた、展望の丘。

















今の時季に行くなら、長靴は必須です。

車に積んでおいてよかった!
















展望の丘に登ると、震災の状況などが説明された表示板のほか、崩落した橋の一部も展示されていました。

自然の脅威を、まざまざと感じさせられるものでした。
















こちらが、先日開通した新しい祭畤大橋。

















橋の左手には、新橋完成まで頑張ってくれた仮橋が。

今までありがとう!

















仮橋やそこに至る道路も、新橋開通と同時に封鎖となりました。

道路が不自然に斜めになっているように見えるのは、山手側からの雪解け水が斜めに流れているからそう見えるようです。

チョットした目の錯覚…だと思うんですけどね…。
















以上、たろうの年末散歩をお届けしました。

冬でも骨寺村荘園や周辺は、見どころいっぱいです。

機会があれば、是非足を運んでみてくださいね!




それでは皆さん、よいお年を!




2010年12月28日火曜日

みずきならし




先週末からの大雪で、一面真っ白の骨寺です。

昨日今日と、たろうは雪かきに追われました。


おかげで全身ガチガチの筋肉痛です。


明日にはムキムキのマッチョなボディーになることでしょう。





そんなたろうも、今日で一応仕事納めです。

“一応”というのは、まだまだ溜まった仕事に追われるためです。

まあ、スッキリして新年を迎えるためには、仕方ないですね。





古曲田家は、今日から年末のお休みです(ちなみに年始は7日から)。

今日はお母さん方が朝から集まって、大掃除に励んでいました。


その後は、お正月のお飾り作りです。





























地方によって呼び名は色々なようですが、本寺地区では“みずきならし”と言うようです。


色とりどりの飾りや、つきたての紅白のお餅を枝につけて飾りました。



慌ただしさに追われた師走ですが、やっと年末を実感できたような気がします。



2010年12月20日月曜日

『骨寺村荘園 中尊寺米納め』が行われました

予告したとおり今日は、昨日行われました『骨寺村荘園 中尊寺米納め』の様子をお伝えします。


たろうは約束を守るいい子です。


だからサンタさんは来てくれるでしょう。



『中尊寺米納め』は、12世紀ごろから骨寺村で収穫されたお米を中尊寺に奉納していたならわしからくる行事です。

戦後に途絶えていたとされるこの行事を数年前に復活させ、今回が4回目となります。




当日は見事な晴れ模様。


肌寒さは残りますが、絶好の米納め日和です。


参加は、骨寺村荘園オーナーの皆様、岩手大学の皆様、地元の皆様で約70名。


そのほかにも、朝早くからおにぎり作りに頑張ってくださった地元のお母さん方、巡行コースの要所に篝火を焚いてくださった方々、みなさんの頑張りあってこその米納めです。




出発地点となる駒形根神社。


早めに行ったものの、早くも数人の地元の方が来て準備にとりかかろうとしていました。


さすが!



















これが中尊寺に奉納するお米と薪です。


地元の皆さんがこしらえました。


















各自、それぞれの衣装に着替えます。


普段の生活ではなかなか着ることのないでしょうね。





























今年の薪は、何となく大きめのような気が…。


それだけ、こしらえた方の想いが込められているといったところでしょうか?



担ぐ人は大変ですが…。




























参加者全員で出発式。

今日の安全を祈願します。



















神社下に整列。

隊列順に並びます。


















そして、出発です!

本寺川沿いの道を、慈恵塚拝殿まで進みます。


















まだまだ序盤は、余裕の表情もうかがえますね。

















一方、本行事で一番大変であろう荷担人の皆さん。


















たろうが代わってあげたい気持ちもやまやまですが、たろうにはカメラマンの使命があるので代われないんです。

仕方ないですね諦めてください。


一行は要害橋付近を通過。

晴れてはいるものの、吐く息は白いですね。



















足元を見ると、水たまりには薄氷が…。

長靴を履いていても、足元から冷たさが伝わってきます。



















後方には、山頂までキレイに見える栗駒山が。

平泉へ向かうみんなを、後ろから後押ししているかのようです。





































出発から約40分、慈恵塚拝殿に到着。

ここでひと段落です。



















慈恵塚拝殿では、中尊寺 大長寿院の菅原光中住職による御祈祷と、田代善久副市長による激励の挨拶を頂戴しました。




































ここで再出発までの一休み。

お母さん方が丹精込めて握ってくれた、荘園米のおにぎりをいただきました。

これがまた絶品!

Yさんも満足!

カメラ目線でご満悦。

















一息ついた後は、平泉へと向かいます。

ここからは快適なバスの旅です。

平泉まで徒歩だと、さすがに時間がかかってしまいますからね。


















昔どおりに忠実にとはいかないところですが、ここだけ目をつぶってください(笑)。



平泉入りした一行は、毛越寺前から再出発です。


















街行く一行は、さすがに注目を浴びていました。

車から物珍しそうに覗き込む人も。

















平泉駅前を経由し、中尊寺通りを進みます。

東下り行列と同じルートですね。

チョットだけ、義経や静御前になった気分?































踏切渡りま~す。


















そして、渡り遅れて寸断された人たち…。

ガックシ…。



















電車が通過するまでの間、チョット一休みです。






いよいよ中尊寺が近づいてきましたよ。



















ガンバレー。


そして、月見坂下に到着!


















幟旗がこう集まると、なんか迫力ありますね。

中尊寺入りした一行は、最大の難所・月見坂を登ります。

















この上り坂が、なかなかキツイんです。

長い距離を歩いてきた一行には、かなり堪えます。

さすがに疲労の色を隠せません。


















一方、先頭グループは笑みすら浮かべています。

この余裕はどこから来るのでしょう?

















やはり疲れもピークでしょうか。
ゴールはもうすぐ、ガンバレ!



















平坦な道に入り、讃衡蔵前まで来ました。

ここまで来ると、足取りも軽くなってきましたね。















金色堂前。

木漏れ日が一行を照らします。


































金色堂前を過ぎ、そして目的地の経蔵に到着しました!

経蔵は、骨寺村と中尊寺との繋がりを語る上では欠かすことのできないところです。































経蔵では、中尊寺の山田貫首がお出迎え。
御礼の言葉を頂戴しました。



























そして今年も無事、今年獲れた骨寺荘園米が、中尊寺の経蔵に奉納されました。


































これにて任務完了です!
皆さん、お疲れ様でした。
















こちらは、いつもお世話になっている岩手大学の皆さん。
達成感に満ちた、いい顔がいっぱいです。















奉納の御礼に、中尊寺 大長寿院から角大師のお札とお守りをいただきました!

















これさえあれば無敵のような気がします。