今日は、荘園内の遠西遺跡前にある國學院大學の学習田の稲刈りです。
天気は快晴。
この秋一番と言っていいほどの見事な秋晴れです。
栗駒山もくっきり見えます。
夏の終わりの豪雨で、亀の尾の田んぼの稲はキレイに倒れてしまいました。
なかなか苦労しそうです。
國學院の皆さんが到着する前に、地元の人たちでぬかるんだりして刈り取りにくいところを中心に刈りとっておきました。
「たろうも刈れよ!」とNさんに怒られましたが、たろうは伝えるのが仕事なので撮影に従事しました。
カメラマンは、現場に出るといかなる時でもカメラは離しちゃいけないんです(言い訳)。
一息ついたところで、國學院御一行様が到着です。
遠路はるばるお疲れ様です。
先生はじめ、15名の皆さんがいらっしゃいました。
思えば、学習田の田植えの日も見事な晴天でした。
東京から太陽を運んできてくれたようですね。
いよいよ、國學院の皆さんと一緒に稲刈り開始です。
手刈りはもちろん、稲刈り自体がはじめての人もいらっしゃるので、地元の人たちが教えながら刈っていきます。
束ねた稲は、ほんにょのところまで運びます。
これも何度も繰り返すとしんどいものです。
まあ、たろうは見てるだけですけど。
ほんにょの杭打ちにも挑戦です。
これがなかなか難しいんです。
「ほんにょが倒れたら、やり直しにまた来てもらうよ」という地元のプレッシャーを受けつつ、必死に杭を打ちます。
ほんにょ作りは、2人1組のコンビネーションが重要です。
上にいる人に、いかにテンポよく、取りやすい位置に稲の束を持ち上げるかがポイントですかね。
学生さんたちは、若さゆえか呑み込みが早いです。
延べ棒さばきも、なかなか堂に入ったものです。
無事、予定時間内に稲刈り完了しました!
学習田に立派なほんにょが立ち並びました。
最後に皆さんでパチリ。
やり遂げた達成感に満ちたいい顔ですね。
ひと仕事終えた後は、古曲田家で美味しいはっとと荘園米をいただきました。
奥のほうでは、いただきますを待ち切れずに食べ始めてる地元の方がちらほら…。
午後は、國學院の皆さんと地元の人たちとの意見交換会。
学生の皆さんから、本寺の人たちの暮らしぶりや取り組みについての質問を受けました。
学生さんたちからの意見提案もあり、こちら側としても勉強になり、とても有意義な時間となりました。
その後、学生の皆さんは慈恵塚などの散策へ。
残念ながら夕日は見られなかったようですね。
古曲田家に戻ってからは、またまた美味しい料理をいただきながらの懇談会です。
いものこ汁や南部一郎、マコモダケ、なすの天ぷら、荘園米のおにぎりなど、古曲田家のお母さんたちが頑張って腕をふるってくれました。
学生のみなさんにも、大変喜んでいただいて何よりでした。
食事とおしゃべりに夢中で写真を撮りわすれてしまったのは内緒です。
慌ただしいながらも、とても楽しい一日でした。
こういう交流があるのは素晴らしいことですね。
返信削除都会の学生にとっても、貴重な体験となることでしょう。
>匿名さん
返信削除ありがとうございます。
景観保全や地域おこしは、地元だけでなく地域外のみなさんに応援していただいている部分もかなり大きいですね。
地元にいると気づかない骨寺の魅力など、いろいろ勉強させられる部分も多いので、このような交流は大変ありがたいものです。