一昨日の学習田稲刈りに続き、昨日も國學院大学の皆さんとご一緒させていただきました。
最初は、花泉町の『蒲沢ため池』。
花泉地区には大小合わせて2,960ものため池があり、その中でもここは最大規模で247,500㎥の貯水量とのことです。
冬には白鳥の飛来地にも。
次は藤沢町の『藤崎揚水機場』を、バスの中から見学。
農地へかんがいするための揚水場で、揚程(つまりポンプが水を汲み上げる高さ)は196mにも及ぶそうです。
田へ水を供給するにも、こんなに大規模な仕組みがあるんですね。
写真は撮り忘れました…。
その次に大東町の農業技術センターへ。
ここ大東町では有機農業推進協議会なるものが組織され、作られたお米は『有機栽培米』として販売されています。
協議会の代表の方のお話に、熱心に耳を傾けます。
一言に有機栽培と言っても、その努力と苦労は並大抵のものじゃありません。
とても重みのあるお話しでした。
昼食には、新米のおにぎりもいただきました。
汁物の具材まで、すべて有機栽培という贅沢メニューです。
もちろん、おかわりしちゃいました。
さらにはセンター内のビニールハウスで栽培されているトマトも。
今まで食べたことのない甘さにびっくり!
次にお邪魔したのは、同じく大東町の京津畑地区。
同じ市内でありながら、たろうは初めて行きました。
山間の道をしばらく進んだところにあるこの地区は、54世帯150名の方が暮らす集落です。
少子高齢化と人口減が進み、限界集落への危機感を持った住民の皆さんは、数年前から地域おこし活動に取り組まれています。
今は、数年前に廃校となった校舎を宿泊施設とすべく、改築工事が進められていました。
その後、開放されている一般民家の建物にお邪魔しました。
その大きさたるや…!
中で、自治会の皆さんのお話しを聞かせていただきました。
地域おこしの取り組みなど、とてもためになるものでした。
お世話になった自治会の皆さんと。
お次はまたもや大東町。
大原の『山吹棚田』。
北限の棚田とうたわれ、日本棚田百選にも選ばれたそうです。
用水路は低山地から浸み出るきれいな沢水が使用され、ここで作られるお米は用水汚染の心配がなく、干ばつでも水が途切れないようですね。
遠くには霊峰室根山が見え、耳を澄ませば水の音と鳥の鳴き声。
まさに風光明媚といったところでしょう。
なかには、こんなに小さな田んぼも!
ここまで小さいのは、骨寺にもないでしょうね。
最後の目的地は、室根山です。
途中で小休止した室根高原牧場には、『大東ふるさと分校』なる施設が。
牧場を眺めながら入れるお風呂やコテージがある宿泊施設です。
この日は休みだったようで、中までみることができなかったのが残念。
それでも、見晴らしのいい牧場の風景は、過呼吸になるくらい深呼吸したくなるほど気持ちのいいものでした。
そして室根山。
日も沈み始め、若干ガスがかかっていましたが、何とか海まで見えました。
ちなみにここは、パラグライダーなどの離陸地点なんです。
ここから飛んで行ったら、さぞ気持ちいいでしょうね。
展望台で、一関行脚を終えて達成感に浸るおちゃめな面々。
一関はいかがでしたか?
この日お邪魔したところは、実はたろうも初めてのところばかりでした。
一関のよさを再発見できた気がします。
そして國學院大學の皆さん。
2日間本当にお疲れさまでした。
皆さんとご一緒させていただき、逆に勉強させられた部分もあり、刺激も受けました。
今回の経験が、今後の糧に、そしていい思い出になればいいなと思います。
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